オフィスレイアウトの仕事をしている私は、今日も事務所からクライアントの所へと向かった。この仕事を初めて五年になる。最初はコピーやお茶くみ程度の仕事しか任されなかった私だが、最近になりようやく一人で仕事を任せてもらえるようになった。この仕事は楽しい。ずっと残る仕事をするというのは大変だが、その分がんばりがいもある。打ち合わせを重ねながら、オフィスレイアウトを考える作業も楽しくなってきたところだ。
オフィスレイアウトの仕事をする会社に私が入社したのは、短大を卒業したての二十歳の時である。オフィスというのは、その会社の人たちが仕事をする場所であり会社の顔でもある。事務所の扉を開けたとき、クライアントが「ああ、こういう会社なんだな」とイメージできるようなオフィスレイアウトを作ること。それが私たちの仕事である。この会社の面接を受けたとき、ここでなら楽しく仕事ができそうだ、と思った。会社説明会で聞いた会社の理念にはとても共感できたし、自分も人に喜んでもらえる仕事をしてみたいと考えていた。
オフィスレイアウトの仕事は、まずクライアントの希望を聞くことから始まる。当然のことだが、クライアントによって要望は全く異なってくる。だが、オフィスレイアウトを頼んでくるような会社は総じて「とにかく、オフィスに凝りたい」というところが多い。特にデザイン系の事務所は、オフィスそのものが会社の宣伝になるような所もあるのでオフィスデザインは大切だ。
オフィスレイアウトの仕事は、何度も打ち合わせを重ねてようやく形になる、というものである。予算と希望のかねあいや、実際にレイアウトしたときの雰囲気を参考に「やはり壁紙の色を変えた方が良いのではないか」というようなやりとりをしていく。とにかく、クライアントの意向を最大限に反映させていく努力をしなければならない。この話し合いが最も大変で、そして面白いのだ。
オフィスレイアウトの仕事は、毎日たくさん舞い込んでくる。今は、他と差をつけたいというおしゃれなクライアントがとても多いのだ。だからこそやりがいがあり、面白いと思う。もっともっと良い仕事をするために、今後も勉強と努力を重ねていきたいと思う。